私たちが目にする世界は、
数多あるエネルギーの中から、
極細の「ところてん」のように、
抽出されたようなもの。
その世界をどれだけ論じても、
その世界にどれだけ確信を抱いたとしても、
それはごくごく一部分の現象を、
体験しているにすぎない。
だからそこから下した判断は、
たいていの場合、
真理を過つことになる。
そんな極細の視点を超えて、
目に見える世界のその向こう側を、
心の目で見てみたい、
心の耳で聞いてみたい、
心の感覚で感じてみたいと思うのです。
このかけがえのない地上の人生を、
過たないためにも。